アイ・パターン測定が可能なMSO8000シリーズ・オシロスコープ
高速シリアル通信の品質を効率よく測定するにはどうすればよいでしょうか。
答えは簡単です。オシロスコープで高速シリアル信号のアイ・パターンを観測することです。
アイ・パターンには、振幅、周期、ノイズや、ジッタなど、すべての高速シリアル信号の品質パラメータが含まれているため、高速シリアル信号の品質を観測するための最良のツールです。一般的には、高速デジタル・オシロスコープでアイ・パターン測定を行います。現在の高速シリアル通信の伝送速度は1Gbps以上と高速であるため、周波数帯域幅2.5GHz以上で十分なサンプリング・レートを備えたオシロスコープが適しています。通常はPRBS（疑似ランダム・ビット・シーケンス）信号を使用してアイパターンを観測します。DUTからのPRBS信号出力をサンプルし、サンプルしたPRBS信号からクロック信号をオシロスコープ内部で演算して再生します。その再生したクロック信号を基準にしてサンプル済みのPRBS信号を画面に重ね描きすることでアイ・パターン表示が得られます。
RIGOLは、高速アイ・パターン測定が可能な、自社開発の高速AD変換器を搭載したオシロスコープを提供するアジアでは最初のメーカーです。MSO8000シリーズ・オシロスコープは、最高2GHz周波数帯域、最高サンプル・レート10Gサンプル/秒の性能で、アイ・パターン測定機能に加えて、研究開発におけるデバッグの際に役立つ様々なツールを備えています。RIGOLは高速信号測定用の電子計測器をこれからも開発していきます。ご期待ください。
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